【自動MIDIで】Xref Cthulhu レビュー【コードの鬼になれ!】
どうもパルです。
皆さん、XrefのSERUM使ってますか?
最高ですよね、僕も使ってます。
SERUMはネットの記事漁れば幾らでもレビューが出てくるんですが
今回はあまり記事を見ないXrefの「Cthulhu」を買ったのでレビューします。
お値段40$也 (確か)。
UIのクトゥルフ様がカッコ良すぎる(恍惚
❏Xref Cthulhuとは
XferRecords.com | Home of the Xfer Records VST Suite
ジャンルとしては最近流行りの「自動MIDI生成」系だと思うんですが
鍵盤1つ押すだけで勝手にコードを演奏してくれるVSTiです。
画像で言うと「F4」の鍵盤を押さえるだけで「C#2」「E3」「F#3」「B2」「G#2」が
MIDI情報として流れ「C# min7」が鳴る・・・といった仕組みです。
この段階で鳴るのはCthulhu本体の電子音のみですが、左上のスピーカーマークを
クリックするとミュート可能。そして、
MIDI Outputを弄れば鳴っているMIDI情報を他のVSTiに送る事が可能。
MIDI録音すればいじり放題
簡単にかっこいいコード進行ができちゃいます。
❏私の使用方法
「コード演奏モード」と「アルペジオモード」があるんですが
今のとこ前者のみを専ら使用中。
使い方は①と②を同時。
①は恐らく皆さん簡単に設定出来ると思うんですが
MIDIルーティングを無限ループさせちゃうようで、DAWが何度も落ちました(白目
↓のアプリを使う事で、一応解決(?
❏使用アプリ (仮想MIDIドライバ)
・LoopBe1
https://www.nerds.de/en/loopbe1.html
・参考サイト:
Xfer Cthulhu MIDI Out to Piano Roll in FL Studio | The Audio Blog of Lars Lentz
手順は簡単。上記①・②通りに設定したら
Recording状態にして再生ボタンを押すだけ。勝手に録音してくれます。
私の使っているFL Studioだと↓のように「他VSTi」を選択した状態でやればOKです。
(Additive KeysへMIDI情報を送信中)
※loopebeのMuteをOffにする
↓録音後
歓喜の奇声、いいすか?
❏良い点・悪い点
◆Good
・選べるコードのプリセットが多い事。
まだ使い始めたばかりですが、基本となるダイアトニック進行を選び
適当に鍵盤を叩くだけでかっこいいコード進行が探れます。
(しかもいい感じにボイシングしてある・・・
鳴らす音も自分で編集可能です。
◆Bad
・押す鍵盤と鳴るコードが全く一致していない
音程の上下まであってません。(低音を抑えても高音側のボイシングで鳴る
・全くコードの勉強にならない
これ一番の障害ポイントだと思うんですが、底辺DTMerが最も勉強すべきポイントの
1つだと思うコードの勉強になりませんよね。
「どういうボイシングがかっこいいか」を勉強無しに探れちゃい、
コード組み立てを大幅に時短しちゃうのは将来的にプラスになるのか・・・?
ちなみに私は考えるのを止めました。手癖でコードをズンチャカ弾いてくれる
パートナー(クトゥルフ様)を雇ったと思ってます。
私は初代ペルソナ好きがこうじてニャルラトホテプ様、ひいてはクトルゥフ神話大好き民なので、
「あ、俺クトゥルフ様と一緒に曲作ってるよ・・・」で脳が痺れます。
❏余談①
こういうAIプラグイン、ほんと流行ってますよね。
プラグインだとOzone8とかgullfossとか。
知識のない状態でAI系プラグインばかり使って曲ガンガン作ってく人、増えていくと思うんですけど
こういう人をエヴァ量産型DTMerと呼称しようかと思います。
❏余談②
Native Instrumentsの「KOMPLETE KONTROL KEYBOARDS」にも同じ機能が
あるんですが如何せん「高い」「何のコードが演奏されてるか分からない」
「VSTiのKK使う意味が見出だせない」(マウスでカチカチ操作すればええやん・・・)
といったのが私の感想です。
じゃぁ何でシレっと貴様買っとるねん?と思うでしょうが。
光りモノが好きだからです。光るの好き。
中田ヤスタカ言ってたよ、「座りたくなる環境が大事」って。
結論:KOMPLETE KONTROLは光ってかっこいい
現場からは以上です。